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木目込み人形名の由来

当時はこの人形は賀茂人形、あるいはその材質から柳人形と呼ばれており、木目込み人形という呼び方は後からつけられた名称のようです。なぜこの人形が木目込み人形と呼ばれるようになったかという由来についても二通りの説があります。
ひとつは木の目(筋)に衣装を着せてゆくところからその名がついたというもの、また、他の説では衣装を人形自体に”木目込む”のでその名がついたといわれています。
それまでの人形といえば、縫い合わせた着物を着せたいわゆる着せ付け人形か、あるいは木彫に彩色を施した手法によるものであったのが、ここで初めて木彫に筋を入れ、そこに衣装を着せた新しいタイプの人形が出現したわけで、当時は大変珍しがられ、京都からの高級な土産物あるいは贈り物 として各地に持ち帰られ、送られたようです。

 

また、桐塑(とうそ)で作った胴体部分に筋彫りをして糊をいれ、縮緬(ちりめん)や錦などの布地の端をはさみこみ、衣裳を着ているように 見せます。また、頭(かしら)などは別に作り、後から差し込みます。この「木目込み人形」は、胴体の木地に筋彫りを入れて、きれいな衣裳を「木目込んでつくる」ところから「木目込み人形」と呼ばれるようになりました。